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風邪・インフルエンザ・咳

風邪

初期症状
風邪はその時々によって、さまざまな症状があります。代表的なものは以下があげられます。

  • くしゃみ・鼻水・鼻づまり
  • のどの痛み・咳・声がれ
  • たんがからむ
  • 発熱
  • 頭痛・関節痛・悪寒・筋肉痛・腰痛
  • 全身のだるさ
  • 嘔吐・食欲不振
  • 下痢・腹痛
原因
風邪はウイルスによる鼻や喉への感染が原因ですが、その種類は膨大にあり、風邪ウイルスそのものを退治する方法はありません。そのため私たちにできることは、かかってしまった風邪は合併症を引き起こす前に症状を抑え込むことだけです。

当院は耳・鼻・のどの専門医ですから、上記の風邪の初期症状に有効な症状緩和策もたくさんあります。
ぜひ重症化する前にご来院いただければと思います。
放置すると
乳幼児の場合、風邪をひくとのどにからんだ痰を自力で出すことができません。また鼻水も自力で出せないので、鼻呼吸ができなくなります。

発熱や、嘔吐や下痢による脱水症状、それらによる睡眠不足など心配なことがたくさん出てきます。またこれらによる体力低下でさらに栄養や水分の摂取が減少するという悪循環に陥りますので、とにかく早期の症状緩和が大切です。

インフルエンザ

初期症状
インフルエンザ
インフルエンザも鼻や喉への感染症ですが、風邪との大きな違いは、「初期症状が発熱のみかどうか」です。
またそれに伴った頭痛、筋肉痛、関節痛なども見られます。鼻水など呼吸器、吐き気など消化器の症状はそこから数日遅れてあらわれることがほとんどです。
原因
インフルエンザにはA・B・Cの3種類がありますが、いずれも感染者のくしゃみや咳などからウイルスを吸い込んでしまう飛沫感染、またウイルスの付着したものに触れてしまう接触感染によって広がります。
感染してから1~5日の潜伏期間をへて、症状が始まります。
放置すると
インフルエンザの主症状は高熱ですから、放置すれば大変なことになります。
特にお子さまは重症化しやすく、肺炎、気管支炎、熱性けいれん、脳症などの重篤な合併症を引き起こす可能性がありますので、早めのお薬投与が大切です。

長引く咳

初期症状
長引く咳
発熱や倦怠感はないのに、なぜか咳だけがいつまでも出る、ということがあります。内科で診てもらっても原因がよくわからない、ということで当院にお越しになる方も少なくありません。
原因
長引く咳にはいくつかの原因が考えられます。

  • 副鼻腔気管支症候群
  • 喘息
  • COPD(慢性閉塞性肺疾患)
  • 咳喘息
  • アトピー咳嗽
  • GERD(胃食道逆流症)咳嗽
  • 感染後咳嗽
中でもお子さまに多いのは副鼻腔気管支症候群です。つまり咳ということで喉に何かの原因があると思いがちですが、実は鼻に根本原因があるということです。たまった鼻水が、就寝時などに喉へと流れ込み、それが咳の原因となっていると考えられます。
ですから鼻を吸って原因を取り除くのが、治癒への近道というわけです。
放置すると
長引く咳を放置するのは、何より「しんどい」ものです。当院では鼻の治療とお薬を使って早期解決をはかります。
喘息との違いは、「ゼイゼイ、ヒューヒュー」という、喘息に特徴的な喘鳴があるかどうかです。また痰が全くない咳であれば、アレルギー性の場合も考えられます。